占いを「信じる」という人もおられれば「信じない」人も沢山もおられると思います。
私(泰 志龍)は、元々占いに対して懐疑的な気持ちの強い人物でしたので、実は「信じない」という方の気持ちもよくわかります。
しかし、私は「信じる」「信じない」という両極端な解釈ではなく「真ん中」から考えたいと思っております。「占いは信じられる」と言える根拠も「占いは信じられない」と言える根拠もどちらもあるのです。
否定派としての意見
- 同じ生年月日の人が同じ運命にならない
これは四柱推命や西洋占星術などの統計学系占いの弱点ですね。 - 有名な占い師の予言も結構外れている
テレビ出演などで有名な占い師さんの予言も確認すると外れていることもあります。 - そもそも科学的ではないしナンセンス
本当は天文学や自然科学、心理学や統計学にも繋がる世界なのですが目に見えない精神世界に関わる分野なのでこのように思われがちですね。 - ・霊視をする人はいても本当に有益なことに使われていない
本当に霊が見えたり守護霊の声が聞こえたりするのであれば行方不明者の捜索などに活用できるはずですね。
たしかにこれらの理由で占いを信じられない、または拒否反応を示す方も多いと思います。
肯定派としての意見
しかしながら、世界中の各地域で、相当古くから占いの技法が存在するというのは事実です。
中国・ヨーロッパ・ジプシー・ユダヤ・インド、それに、全世界の少数民族に伝わっていますね。例えば中国の易や四柱推命ならば4,000年、現実的に少なく見積もっても2,000年以上の歴史があるわけです。占いがデタラメでナンセンスなものだとするならば、なぜ、何千年も受け継がれているのかという話になります。
いくら、人間の心というものが弱いものだからといっても、本当に役に立たないものであれば、とっくの昔に廃れているはずなんですね。しかし、長い間受け継がれているということは、やはり、そこに何か有用性がある、そこに真理があるからこそといえるのではないでしょうか?
盲信するのでもなく、全否定するのでもなく「なぜ古来から現代に伝わってきたのか?」を考えることが正しい占いとの向かい方ではないでしょうか?