占い師のタイプ

「占い師」にもいろいろな人がいます。鑑定を受けたり占術を学んだりするのに自分ならどんなタイプの人と引き合うか?ということを考えてみて下さい。

分類1.『預言者タイプかカウンセラータイプか?』

予言者タイプ

「あなたはこの後こうなる」「◎◎しなければ××になる!」など、占いの結果を「予言」として断定的に伝えるタイプの占い師です。相手に言うことを聞かせるだけのカリスマ性を持っている人が多く、インパクトが強いので有名になりやすいのが特徴です。もちろん予言が当たれば一気に有名になりますが、常に予言を当て続けないと信用を失うため、リスクも高いタイプと言えるでしょう。

問題の結論を占い師に委ねたい人にとっては、ハッキリした決断を与えてくれる存在になりますが、人生を他人に決めつけられたくないと考えているお客様に対しては反感を与えてしまうこともあります。

カウンセラータイプ

悩み事の聞き役となり状況に合わせてアドバイスをするタイプの占い師です。占いの結論だけで答えるのではなく、その人の気持ち、心情に寄り添って解決策を導いていくスタイルが多く、占いは最後の一押しのための道具としてのみ使う場合もあります。優しさ重視のタイプですが、ハッキリとして予言をするわけではないので占いが当たったのかどうかが分かりづらく、結論を相手に委ねるスタイルのため、インパクトや神秘性には欠けると言えます。

失恋直後など「解決策が欲しいのではなく話を聴いて欲しい」「話し相手として心を癒やして欲しい」という時には予言者タイプのハッキリしたモノ言いがキツく感じられたり傷ついたりしてしまうこともあります。そんな時はカウンセラータイプの占い師がお役に立ちます。

逆に占いに神秘的な予言を求めていたり、良いか悪いかをハッキリ決めて欲しいときにはモヤモヤが残ってしまうことも考えられます。

二つのタイプを使い分けることもある

もちろん、一人の占い師さんが上記二つのタイプをお客様に合わせて使い分けている場合もありますので、事前に「こういうことが聞きたい!」「こういう風に対応して欲しい」ということを伝えておくのも手ですね。

分類2.『実占家タイプか研究者タイプか?』

実占家タイプ

実占家とは、対面または電話などで実際にお客様を占う占い師のこと。この場合、占い理論通りに話すだけではなく、相手の気持ちや現状に配慮して話す技術も必要になります。

占いの知識以外に心理学や話術が求められます。上記の予言者タイプだと説得力が、カウンセラータイプなら共感力が必要ということですね。

研究者タイプ

占いの理論を追求していくタイプで、占い師というより学者のイメージがあります。古来から伝わる占法の研究をしたり、独自の新しい理論を書物にして発表する人が多いと言えます。ただ、このタイプの占い師が実占をする場合は、理論にこだわりすぎて人を傷つけてしまう可能性があります。

予言者タイプなら「今年はこうなる!」的な預言書を書くタイプ、カウンセラータイプなら自己啓発本を書くような人と考えて良いでしょう。いずれにしても「書物に悪いと書いてあるから悪い!」というように決めつけて話をされるのが嫌な方にとっては鑑定を受けるのに向きません。逆に自らも占いの理論や根拠に興味がある方の場合は適していると言えます。

泰 志龍

泰 志龍

理事長

占術

四柱推命・周易・手相・風水・姓名判断

活動地域

京都市内

自己紹介・メッセージ

京都三条河原町の「三条占いスポット」で鑑定士として20年、のべ10万人以上を鑑定。“生きる知恵としての占術”「易学」を広めるべく活動しています。

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