古代中国の遺跡からは、亀の甲羅や動物の肩甲骨などを火で炙り、その時に入った亀裂によって物事の成否を占ったとされる「亀卜」と呼ばれる占いの痕跡が見つかっています。日本でも邪馬台国の卑弥呼がこのような占いによって世を治めたと伝わっていますね。
また「京都府易道協同組合」の名前にも入っている易占は「筮竹(ぜいちく)」や「算 木(さんぎ)」と呼ばれる道具を使って占いをするのですが、このように“数の偶然”や“物の形のイメージ”から受ける直感によって占う技法を「卜占(ぼくせん)」と呼びます。
道具から受け取るインスピレーションを読み解くということで「タロットカード」「ルーンストーン」「ジオマンシー」「サイコロ占い」などの占いもこの占術の範疇に含まれるといって良いでしょう。
魅力は、やはりその神秘性です。筮竹やカードなどの道具を操り精神を集中すると、場の空気が明らかに変化するのを感じて頂けると思いますし、カードの美しい絵柄などをみるとワクワクするという方も多いでしょう。特に女性からの人気が高い占いとも言えますね。また画一的な統計学だけでは判断しきれない具体的な問題まで対応出来るところも便利です。
ただ、逆に言えばこれらの占いは命学のように統計的データを分析するのではなく、あくまでも“潜在意識”という目に見えないものを研ぎ澄ませることによって答えを導き出すものなので、欠点としては「明確な根拠を示しにくい」という点が挙げられます。例えば、タロットカードで出た回答に対して「どうしてそのように言えるのか?と問われると「そういう意味のカードが出ているから」としか答えようがなく、あとは単純に信じるか信じないかの問題になってくるわけですね。
しかしながら、これらの占いもまた数百年~数千年の歴史を持ちます。最近流行し始めたようなものでも、その原型となる占いは相当古い時代から存在することは確かです。これらの占いが当たらなかったり無意味なアドバイスしか出てこないのであれば、すぐに廃れていてもおかしくありません。長く続いているということは、きちんとその答えに心理があるからだと言えます。統計学ではなくても“当たるという統計”がとれているから存続しているということですね。
この系統の占いを学ぶ注意点としては、占い方の種類によっては相当に勉強が必要な場合があるということです。俗に「手相三年、易八年」という言葉があるのですが、易占の場合は「六十四卦」の意味をしっかり覚える必要がありますし、一般的な西洋のタロットカードも七十八枚のカードの意味を覚えなくてはなりません。意味を覚えるのではなく、純粋に直感のみをよりどころにするオラクルカード系の道具を用いる場合でも、直観力と共に、それをきちんと伝えるための言語能力は磨いていく必要があるので、修練が大切な占法であるということを覚えておいて下さい。
【長所・メリット】
☆神秘性による魅力度が高い
☆道具の操作や、絵柄の読解などを楽しめる。
☆幅広い相談事に対応出来る。
【短所・デメリット】
☆答えに対する明確な根拠を示しにくい。
☆占いの種類によってはかなりの勉強が必要。