京都府易道協同組合の物故者慰霊祭開催のご報告

令和六年度・京都府易道協同組合 物故者慰霊祭が執り行われました。

追善の辞

京都府易道協同組合、物故功労の諸先生方の慰霊祭を行うに当たり、慎んで追善の辞を申し上げます。

今、御霊安らかに鎮まり坐す先生方に、その護を賜り、我々組合員一同が、組合の発展の為、たゆまぬ努力を続けておりますことを、まず御報告申し上げます。

ここに鎮まる諸先生方の、お働きのもとに誕生致しました京都府易道協同組合は、創立より七十一年の歴史を重ね、なお、その歩みを進め続けております。その年月の重みを胸に、組合の礎を築かれた先生方と、その御遺徳に感謝の念を新たにし、ここに集える組合員、関係者の皆様と共に思いを深く致しております。

本日、錦秋の気配深きこの霊山観音に於いて、物故功労者慰霊の法要を営み、組合員一同、心を一つに合わせ、これからも更に組合の発展に歴史を積み重ねていけますよう心を新たにしていく決意でございます。

本年、コロナ禍を脱却し世の中が平静を取り戻そうとしていた中で、我が国においては大地震に大雨という相次ぐ災害が発生し、長引く不況、政情不安により人々の心は不安と閉塞感に満ちています。また世界を見渡せば凶悪なテロに犯罪、ロシア・ウクライナ、イスラエル問題をはじめとした戦争行為が二十一世紀における今日にも現在進行形で行われております。

思えば、当組合の設立は戦後間もない昭和二十年代、現代以上の混乱の世相の中、人々が夢と希望を持って生きることが出来るよう、易道易学を未来の指針として役立てるべく活動された先師・先達諸先生方の熱意と志によって果たされたものでございます。

私たち今一度そのことに思いを馳せ、世界の平和を祈り、この京都府易道協同組合が激動混迷の時代において人々の癒しとなり、また未来を切り拓いてゆけるよう、学び、励んでいくことを誓います。どうか諸先生方におかれましても、我らの活動に変わらぬ冥助を賜りますよう、心より念じまして、追善の辞と致します。

                              令和六年十一月六日
                              京都府易道協同組合
                               理事長  泰 志龍

                                 文責 福原志優